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猫ちゃん 扁平上皮癌

こちらは13歳のロシアンブルーの男の子です。

猫エイズ陽性で、口内炎があり、食欲が落ちると治療をしていましたが、ある日『顔の右半分が腫れている』とのことで来院されました。

右の上あごを中心に右目の奥まで腫れており、右の眼球も押されて少し飛び出しており、眼圧も高く(急性緑内障)、視力もほとんどありません。(赤丸の部分)

 

 

スクリーンショット 2016 03 01 17.27.42

 口の中は右奥歯の奥にイチジク様のできものができて、つぶれていました(赤丸)

ちょうど食事を咬もうとすると、奥歯にあたって痛いようです。

 

細胞の検査を実施したところ『扁平上皮癌』と診断しました。

 

扁平上皮癌の治療は抗癌剤です。

毎週1回の飲み薬と、毎週1回の注射抗がん剤治療を実施しました。

 

スクリーンショット 2016 03 01 17.27.55

現在、抗がん剤を開始して1ヶ月経過しました。

 

顔の腫れはほとんどなくなり、右目も正常になり、視力も回復しました。

食欲はムラがありますが、それなりに食べれています。

 

《猫の扁平上皮癌》

猫の口の中のガンの70%は扁平上皮癌と言われています。犬と違い非常に奥まで侵入し、治療が効きにくいガンです。

 

治療は抗癌剤で、ブレオマイシン(注射)およびメソトレキセート(飲み薬)を用いると、87.5%の猫ちゃんで完全になくなったかもしくは一部小さくなったというデータがあります。

この子も運良く治療がよく効いてくれていると思います。

 

 

スクリーンショット 2016 03 01 17.28.09