診療科目

整形外科

こんな症状はありませんか?

  • 歩き方がおかしい
  • 足を引きずるように歩いている
  • 触ると痛がる

このような症状がみられたら、整形外科の病気の可能性があります!

犬の主な整形外科の病気・疾患

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は膝にある膝蓋骨(膝のお皿)がずれてしまう病気です。
膝蓋骨内法脱臼:約90%
膝蓋骨外方脱臼:約10%
膝蓋骨両方向性脱臼:小型犬は膝蓋骨内法脱臼が95%を占め、その60%は両側膝関節に発生します。

生まれつきや、成長期における膝への過度な負担、骨に対しての外傷などにより骨の変形が生じた場合に膝蓋骨脱臼が発症します。

前十字靭帯断裂

急性断裂:飛び降りやぶつけたりして発生します。若く元気な犬に多いです。
慢性断裂:遺伝的要因(ラブラドールやゴールデンレトリーバー)、免疫学的要因、形態学的要因
その他 :小型犬の膝蓋骨内法脱臼、肥満、ホルモン異常(糖尿病、クッシング)、腫瘍
※半月板損傷の併発が36〜48%で発生します。

骨折

トイプードルやチワワ、ヨークシャテリア、ポメラニアン、イタリアングレーハウンド、ダックスなどの小型犬に多くみられる病気です。
以前は交通事故が主な原因でしたが、最近は飼い主さんの抱っこ時に飛び降りたりして骨折するケースが非常に多いです。
当院では外科的治療に力を入れており、これまでに多くの手術を実施しております。

股関節脱臼

股関節に靭帯が切れてしまい脱臼します
事故や外傷が原因のケースもありますが、飼主様の抱っこから飛び降りたりして脱臼することも多いです。
整復処置を行いますが、再脱臼する場合や整復が難しい場合は手術を行います。

股関節炎

股関節の炎症により痛みが出ます。
この子はシニアですが、お家の中で階段を毎日上り下りしており、日常の習慣のために炎症を起こし、股関節が変形してしまっています。